私がまだ「健康」になんて全く興味がなかった20代の頃
私がこの時「健康」と思っていたのはhealthのレベルで、病気が発病していないだけ。wellnessじゃなかったんです。
ここから、私のwellness探求が始まりました。
その最初のきっかけは、暇さえあれば目薬を点眼していた友達が、ある日から目薬を使わなくなったこと。
不思議に思って聞いてみると、
「目薬は目に悪いから止めて、ビタミンやプロテインを取り始めた」と。
ん?ビタミン?
あの野菜とか果物に入っているやつ?
確か、家庭科か保健体育で、ビタミンDが少なくなると脚気になるって言ってた気がする。
膝を叩いてチェックするやつね。
当時、理系なのにその程度しか知識のなかった私は、ビタミンを知っている友人がちょっと大人に感じ、ビタミンが少し気になった。
その後、ビタミンに詳しい人の話を聞いたり、本を読んで色々勉強した。
学校で習った「三大栄養素」と言われているものは、少し前の栄養学だった。
タンパク質は身体を作る材料
炭水化物と脂質(中学校の理科では脂肪)はエネルギー源
その程度しか勉強していなかった。
では、ビタミンとは何なのだろうか?
まず、ビタミンを大きく分けると2つに分類できる。
脂溶性ビタミン(ビタミンA、D、E、K)と水溶性ビタミン(ビタミンB1、B2、B6、B12、ビタミンC、ナイアシン、ビオチン、葉酸、パントテン酸 このうちビタミンC以外をビタミンB群と呼ぶ)
脂溶性ビタミンとは、水に溶けにくく脂に溶けやすい性質を持つ。
脂肪組織などに蓄積されるため、体外に排出されにくく、過剰摂取には注意が必要。
それに対して水溶性ビタミンは水に溶けやすく、大量に摂取しても尿から体外へ排出されるため摂取量はそんなに気にしなくて大丈夫。
例えば、水溶性ビタミンの1つ、ビタミンC
過剰摂取するとお腹が緩くなったりするくらいで済む。
(最近は、お腹が緩くなるくらいビタミンCを摂取すると良い!と言う人たちもいます。)
ではビタミンは体内でどんな働きをしているのか?
私たちの身体の中では、基礎代謝と呼ばれる生命を維持するために必要な最小のエネルギー代謝をしている。
そのエネルギーを作り出す働き(解糖系、クエン酸回路、電子伝達系)によってエネルギーの通貨と呼ばれているATPを作り出している。
この働きに欠かせないものがビタミンです。
つまりビタミンがなければ、基礎代謝に必要なエネルギーを作り出せない。
身体を作ったり、動かしたりする基盤が作れないと言うことなんです。
つまり、ビタミンは不足しているけどなんとかなっているのがhealth
しっかりビタミンが足りていて、基礎代謝も働きエネルギーも作り出せているのがwellnessです。
詳しいエネルギーを作り出す働きについては、また別の機会に